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写真初心者が『写真を撮りたくなったら読む...

写真初心者が『写真を撮りたくなったら読む本』で学んだこと|後編

はじめに


5年ほど前、勢いでNikonのミラーレスカメラ「Z50」を買いましたが、実際に使ったのはAUTOモードで数回撮ったくらい。しばらくすると満足してしまい、そのまま部屋の片隅で静かに眠っていました。

その後、子どもが生まれたこともあり、「せっかくなら日々の何気ない瞬間をいい感じに残したい」と思うようになったものの、カメラの知識がほとんどなく、何をどう撮ればいいのかわかりません…。

そこで今回は、2021年に株式会社ボーンデジタルから発行された『写真を撮りたくなったら読む本』を読みながら、写真について勉強してみました。思ったより内容が長くなりそうなので、記事は2回に分けてまとめます。今回は「露出」についてです。

前回は「構図」と「レンズ」についてまとめていますので、気になる方はあわせて読んでみてください。

https://www.noronoro.blog/post/blog-00092

露出


露出とは、ざっくり言うと「写真をどれくらいの明るさで写すか」です。カメラに取り込む光の量を調整することで、写真を明るくしたり、暗くしたりできます。

露出オーバー

光が入りすぎて明るくなった状態

露出アンダー

光が足りず暗くなった状態

適正露出

適切な明るさで写った状態

露出は、主に「シャッタースピード」「絞り」「ISO感度」の3つでコントロールします。

シャッタースピード

光を取り込む時間の長さ

絞り(F値)

レンズから入る光の量

ISO感度

取り込んだ光を、どの程度の明るさとして記録するか

それぞれの特徴を理解して使い分けられるようになると、撮影できる写真の幅も少しずつ広がっていきます。

スマートフォンやカメラのAUTOモードでは、これらの要素をカメラが自動で調整してくれます。難しい設定を意識せず、手軽にスナップ撮影を楽しめる便利な機能です。

一方で、自分の意図に合わせて見せ方を細かく調整するには、AUTOモードだけでは限界があります。カメラを上達させたいのであれば、少し面倒でも、まずはこの3つの要素と向き合う必要がありそうです。

シャッタースピード


シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間の長さです。シャッターを開いている間はカメラに光が入り続けるため、その時間を変えることで、取り込む光の量を調整できます。

また、シャッタースピードは、写真の明るさだけでなく、「動きを残すか、止めるか」を決めるための設定でもあります。

シャッタースピードを遅くすると、動きがブレや軌跡として写真に残ります。走っている人やクルマなどを1/60秒より遅いシャッタースピードで撮影すると、被写体の動きが写り込みやすくなります。ただ、シャッタースピードを遅くすると手ブレが起きやすくなるため、必要に応じて三脚を使ったりする必要があります。
反対にシャッタースピードを速くすると、被写体の動きを止めて写しやすくなります。ジャンプする人や流れる水などを撮影すると、肉眼では捉えにくい一瞬の形や細かな動きまで確認できます。

シャッタースピード

シャッタースピードによる写り方の違いを試してみたい場合は、「S(Tv)モード」がおすすめです。このモードでは、撮影者がシャッタースピードを決めると、適切な明るさになるように、絞りなどをカメラが自動で調整してくれます。

絞り(F値)


絞りは、レンズの開口部をどのくらい開くかを調整する仕組みです。
人間も、光がまぶしい場所では目を細め、瞳に入る光の量を調整します。カメラの絞りもこれとよく似ており、レンズの開口部を大きくしたり、小さくしたりすることで、カメラに入る光の量を調整します。

絞りの開き具合は「F値」で表します。少しややこしいですが、F値が小さいほど開口部は大きくなり、大きいほど開口部は小さくなります。

絞りを開いてF値を小さくすると、ピントが合う範囲が浅くなります。背景が大きくぼけるため、人物や物などの被写体を際立たせたいときに効果的です。
一方で、絞りを絞ってF値を大きくすると、ピントが合う範囲が深くなります。手前から奥まで広い範囲を鮮明に写したい風景写真などに向いています。

絞り

絞りによる写り方の違いを試してみたい場合は、「A(Av)モード」がおすすめです。このモードでは、撮影者が絞りを決めると、適切な明るさになるように、シャッタースピードなどをカメラが自動で調整してくれます。

ISO感度


ISO感度は、「カメラが光に対してどれくらい敏感に反応するか」をコントロールする設定です。一般的には、暗い場所ではISO感度を上げ、明るい場所ではISO感度を下げます。

ISO感度の調整に慣れないうちは、「曇りの日ならISO400」を1つの基準にすると分かりやすいと思います。
撮影する場所が曇りの日よりも明るいならISO感度を下げ、暗いならISO感度を上げるというように、周囲の明るさを比較しながら考えます。

ただし、ISO感度を高くするほど、写真にザラつきや色ムラなどのノイズが出やすくなります。どの程度からノイズが目立つかはカメラによって異なりますが、ISO800を超えたあたりから、少しずつ画質の変化を意識すると良いでしょう。

ISO感度

露出補正


露出補正は、写真全体を明るくしたり、暗くしたりする機能です。
写真が暗い場合は「+方向」、明るすぎる場合は「−方向」に調整します。

露出補正

例えば雪景色では、カメラが明るすぎると判断し、雪がグレーがかった暗い写真になることがあります。この場合は、+方向に補正して明るくします。
反対に、バーの店内など暗い場所では、実際よりも明るく写ることがあります。暗い雰囲気を残したい場合は、−方向に補正します。

さいごに


今回は、「露出」についてまとめました。いわゆるカメラらしい内容で、なかなか勉強した気になれますね。前回の記事と併せて、座学としての理解はかなり深まったのではないでしょうか。

ただ、どこまでいっても座学は座学。カメラを上達させるには、実際に触って、たくさん写真を撮りながら試行錯誤していくしかなさそうです。

参考サイト


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