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ビル・パーキンス『DIE WITH ZERO』|お金と時間の最適解”ゼロで死ぬ”思考法

はじめに


書店でこの本を目にした時、とても衝撃を受けました。

表紙のビビッドな色が目に留まったこともありますが、「ゼロで死ぬ」とタイトルに心を奪われました。
ゼロで死ぬとは一体どういう意味なんだろうかと、ワクワクした気持ちで購入するに至りました。

今回はダイヤモンド社から2020年9月に発行された、ビル・パーキンスの「DIE WITH ZERO」を読んだのでまとめてみました。

豊かに生きるとは


この本のテーマは、ただ生きるだけでなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけでなく、人生を豊かにするための方法を考えるというものです。

人生を豊かにする

人生で後悔していることについて、「もっと自分に素直に生きればよかった」「仕事をし過ぎなければよかった」と答える人は多いと言います。

「死」を意識して生きなければ、時間の大切さを忘れてしまいます。
人生最後の日から逆算して、限られた時間の中で何をしたいのか、真剣に考えることをあまりしないからでしょう。

まずは自分の人生において”やりたいこと”を明確にする必要があります。
そして、それを実現するために使う分のお金を貯めるだけでいいのです。
無駄な貯金は必要ありません。

”金・時間・健康”のバランスが人生の満足度を高めます。
死ぬ時にお金が残ってしまうということは、このバランスが偏っており、仕事に時間を使いすぎた人生ということになります。

「ゼロで死ぬ」という状態

死ぬ時点でお金が残らない。
つまりは「ゼロで死ぬ」という状態が、人生のバランスにおける理想です。

何にお金を使うべきか


本書では、モノより経験に投資すべきだとしています。

人生は経験の合計です。
人生の最後に残るのは思い出であり、より記憶に残る質の高い経験にこそ大きな価値があります。

お金を使うタイミング


人生は、手に余る程の膨大な富を築くより、手に収まる程度の富をどのタイミングで消費するかが大切です。
そして、そのタイミングは、失うものが少ない若いうちが良いと述べられています。

お金から楽しみを引き出す能力は、年齢とともに下がっていきます
この能力は「健康な体」を前提にしているからです。
つまり、”健康”にはお金以上に重要な役割があります。

健康の重要性

一般的には、歳を重ねるにつれて健康を維持するのは困難になっていきます。
そのため、若いほど経験を先延ばしにする期間が確保でき、年々その期間は短くなっていくわけです。
その側面から考えても、若いうちにできる経験を先延ばしにする行為は合理的ではありません。

ゼロで死ぬためには、ある時期を資産のピークとして、そこから資産を切り崩さなければいけません。大半の人は、45〜60歳の間にそれが来ます。

さいごに


ワクワクした気持ちで読み始めた本書でしたが、読み終わる頃には完全に冷めてしまいました。
どうやら私は、お金に関する話をあまり面白いと感じられないようです。

保険サービスが廃れることのないこの社会で、「ゼロで死ぬ」を実現するのは、かなり困難だと思います。
世の人々は不安に対する耐性があまりなく、安心をお金で買っています。家庭を持っていれば尚更そうでしょう。

しかし、本書の考え方を知っているかいないかで、人生における重要な場面で、経験を買うという行為に躊躇が無くなるかもしれません。

自分の人生を振り返った時に、働きすぎたと思わないためにも、大切な人や自分自身にもっと時間を使っていこうと思います。

参考サイト