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実力派プロデューサー”佐久間宣行”が語る『ずるい仕事術』とは

はじめに


友達との会話で「最近、本を読むようになった」と話したら、この本を譲ってもらいました。

テレビのバラエティ番組をよく見る人なら、一度は“佐久間宣行”という名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
最近ではYouTubeでも精力的に活動し、どのプラットフォームでも引っ張りだこの存在です。

今回は、そんな彼の著書。
ダイヤモンド社から2022年4月に発行された「佐久間宣行のずるい仕事術」を読んだので、その内容をまとめてみました。

佐久間宣行とは何者か


1975年、福島県いわき市に生まれた佐久間氏は、早稲田大学を卒業後、1999年にテレビ東京へ入社。

「ゴッドタン」「ピラメキーノ」「あちこちオードリー」などの人気番組を手掛け、テレビプロデューサーでありながら異例の抜擢で「オールナイトニッポン0」のパーソナリティも務めました。

その後、「クリエイターであり続けたい」という想いから、2021年にテレビ東京を退社しフリーランスへ転向。

YouTubeチャンネル 「NOBROCK TV」 やNetflixの配信番組 「LIGHTHOUSE」 など、特定のメディアにとらわれない多彩なコンテンツを生み出し続けています。

全ては「挑戦」することから始まる


挑戦の機会を前に、自信のなさや周囲の目を気にして躊躇してしまう人は多いでしょう。

しかし、佐久間氏は「どれだけ準備をしても、完全な安心感は得られない」と主張しています。
躊躇するくらいなら、ダメ元でも挑戦した方がいいのです。

挑戦することから始まる

別の視点で見ると、自分も周囲も「この人にこの仕事はまだ早いかも」と思っている場合、それは「何かと許される免罪符」にもなります。
若いうちは挑戦を恐れず、少し無理をするくらいの方が得るものが大きいはずです。

「まだ早い」をあざとく使い、声をかけられた仕事には積極的に挑戦する。
それを続けることで社内での評判も上がり、周囲からの信頼も得られるようになります。

さらに、佐久間氏は「運は愛想と誠実さによって架けられた ‘信用’ という名の橋を渡ってやってくる」と述べており、「挑戦」は成功のために欠かせない要素であると考えられます。

「失敗」をきちんと定義する


「失敗」には以下の2種類があります。

失敗の種類

仮説のない失敗からは、何も学ぶことはできません。
単に挑戦するだけでなく、自分なりの仮説を立てて行動することが大切です。

また、何をもって「失敗」とするのかを、あらかじめ明確にしておく必要があります。
誰の目にもわかるKPIを設定し、それを達成できなければ潔く撤退する。
この意識がないと、ゴールの見えないフルマラソンを延々と走り続けるような状態に陥ってしまいます。

ダラダラと続けるフルマラソンより、全力で駆け抜ける100m走の方が、はるかに意義があります。

能力だけではなく人間性も大切


佐久間氏は「正論をまっすぐ吐くと大抵は嫌われる」と述べたうえで、相手のメンツを潰す行為は、必ず揉め事を生むと諭しています。

そのため、相手のメンツを立てつつ、気分を害さないように「褒める」ことは、最強のビジネススキルであると強調しています。
この「相手を立てて褒める」重要性は、カーネギーの名著 『人を動かす』 でも語られています。

人間である以上、時には感情的になったり、苦手な人に出会ったりすることもあるでしょう。
そんなときは 「コント:嫌いな人」 という言葉を思い浮かべて、バトルを回避しましょう。

頭の中でこのフレーズを唱えることで、目の前の嫌な状況を俯瞰し、不毛な言い争いを避けることができるかもしれません。
結果として、相手のメンツを潰さずに冷静に対処できるようになるはずです。

チームワークを生み出すために


チームとして成果を出すためには、まず 「自分のキャラを理解する」 ことが大前提となります。
自分に適した役割を自覚し、それをメンバーに知ってもらうことで、初めてチームワークが生まれます。

チームワークとは

RPGで例えるなら、自分は「魔法使い」なのか「騎士」なのかを理解し、足りない役割を担えるメンバーとパーティーを組むことで、魔王という強大な敵にも立ち向かえます。
自分だけでなく、味方のキャラも把握したうえでチームを編成しなければ、盤石な体制は築けません。

さらに、自分のキャラを理解したら、それを周囲に伝える 「アピール」 も重要です。
しっかりアピールできないと、ただの都合のいい穴埋め要員になりかねません。

アピールの際には、「特定のステータスに特化する」という尖った選択肢も、一つの生存戦略として有効かもしれません。

佐久間宣行ならではの人選のコツ


著者である佐久間氏は”チームを編成する際のコツ”として、以下のように語っています。

ハングリー精神が隠しきれず、「自分の器と今の立場が合っていなくて、イライラしている人」と組むと、爆発することが多い。

非常に感覚的な内容のため、参考にできる人は限られるかもしれませんが、理屈としては理解できます。

確かに、自分の力を信じて前に進もうとする人は心強く、見ているこちらも「何か面白いことが起きそう」というワクワクした気持ちになれます。

リーダーの役割と重要性


リーダーの目標がチーム全体で共有されていないと、その案件はほぼ確実に空回りします。

目標を共通認識としてしっかり定着させることが重要です。
もしチームがスムーズに機能していない場合、その原因として 「仕事の意義が十分に説明されていない」 または 「単純にタスクが過多である」 可能性が考えられます。
リーダーはこれらの点を適切にケアし、チームの状況を整える必要があります。

リーダーとは

チームを効果的に機能させるには、メンバーのモチベーションを高めることが重要です。
その最もシンプルで効果的な方法は、 「リーダーが誰よりも本気で働くこと」 です。

また、人は 「自分が重要な存在として必要とされている」 と感じることで、最大限の力を発揮できます。
リーダーが仕事に対してポジティブなフィードバックを与えることで、メンバーは仕事を前向きに捉えやすくなります。

さいごに


有名なビジネス書や自己啓発本に書かれている要素がふんだんに取り入れられており、成功を収めた人物ほど 「基礎がしっかりしている」 という印象を受けました。

どんな習い事でも、最初はしばらく基礎練習に時間をかけるものです。
ビジネスも例外ではなく、人間としての基礎がしっかりしていなければ、大きな成果を残すことはできないと感じました。

参考サイト