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WordPressの基本的な仕組みをざっ...

WordPressの基本的な仕組みをざっくり解説(後編)

はじめに


WordPressは、世界中で広く使われているCMSです。
今回、仕事でWordPressを扱う機会があり、必要に迫られて基本的な構造や仕組みを調べてみることにしました。

ただ、私はコードを書くエンジニアではないため、開発担当者とのやり取りをスムーズにするために、最低限の用語や概念を理解したいという気持ちが出発点です。

この記事では、私と同じような立場の方に向けて、WordPressの基本をざっくり整理しています。分量が多くなったため、前編・後編の2回に分けてお届けします。

WordPressの設計思想


WordPressは、ページの種類に応じてテンプレートファイルを使い分け、共通部分はパーツ化して呼び出すことで効率よくページを構築する仕組みです。

WordPressの設計思想

WordPressのテンプレートファイル


WordPressにおけるテンプレートファイルとは、「どの内容を、どんな構造で、どんな見た目で表示するか」を決めるPHPファイルのことです。

表示するページが、動的な情報を一覧で見せるものか、静的な情報を固定で表示するものかといった役割に応じて、適切なテンプレートを配置する必要があります。

代表的なテンプレートファイルは以下の通りです。

一般(ページの種類に応じたテンプレート)

front-page.php

サイトのトップページ

page.php

固定ページ

home.php

投稿一覧ページ

category.php

投稿のカテゴリーページ

tag.php

投稿のタグページ

single.php

投稿の詳細ページ

archive-[投稿タイプ].php

指定された投稿タイプ専用の一覧ページ

taxonomy-[タクソノミー名].php

カスタム分類専用の一覧ページ

single-[カスタム投稿タイプ].php

カスタム投稿タイプ専用の詳細ページ

search.php

検索結果ページ

404.php

ページが見つからない場合

index.php

最も基本的なテンプレート(上記すべてに該当しない場合に使用)

共通(パーツとして再利用されるテンプレート)

header.php

ヘッダー

footer.php

フッター

sidebar.php

サイドバー

管理用(機能や設定を扱うファイル)

functions.php

テーマの機能・設定・カスタム投稿・関数などを定義

テンプレートファイルの命名規則と優先順位


WordPressのテンプレートは、single.phpやpage.phpなどの基本ファイルをベースに、-スラッグや-カスタム名、-IDを組み合わせることで画面ごとに切り替えられます。
より具体的なファイル名の方が優先して表示されます。

ファイルの命名規則と優先順位

タクソノミーとカスタムフィールド


WordPressの投稿を理解するうえで、タクソノミーとカスタムフィールドの仕組みを把握することは非常に重要です。

タクソノミーは、投稿をグルーピングするための仕組みで、検索や絞り込み、一覧表示などに活用されます。

一方、カスタムフィールドは投稿に追加の属性を持たせるための仕組みで、投稿ごとに異なる値を表示したい場合などに便利です。

タクソノミーとカスタムフィールド

データ構造の観点で見ると、タクソノミーは外部キーを通じて値を参照するマスタデータ型の設計であるのに対し、カスタムフィールドは各投稿に対してカラム(キーと値のペア)を直接追加する冗長な構造になっています。

さいごに


今回の後編では、『WordPressオリジナルテーマ制作入門』を参考に、WordPressの設計思想をはじめとしたテンプレートファイルの基本的な概要をまとめました。

前編・後編を通じて、WordPressの全体像が少しでもつかめていれば嬉しいです。
今も現役で使われ続けているCMSなので、これからさらに理解を深めていきたいと思います。

参考サイト